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UPDATED · 2026/06/12

KOREA EMERGENCY PREP

韓国渡航前の緊急時・トラブル対応の準備|パスポート紛失・保険・大使館連絡先

緊急時の備えの全体像

韓国は治安が比較的良好で、日本人観光客にとって安心して旅行できる国の一つです。しかし、海外旅行である以上、パスポート紛失・盗難・体調不良・交通事故・自然災害(地震・台風・PM2.5)・テロ・感染症など、想定外のトラブルが発生する可能性はゼロではありません。これらに備えて、出発前に以下の項目を準備しておくことが大切です。

  • 海外旅行保険(航空機遅延補償・医療補償・携行品損害補償付き)に加入
  • パスポートのコピー(電子データ+紙)を別保管
  • 緊急連絡先のメモ(在韓国日本国大使館・領事館、保険会社、家族、職場)
  • 外務省「たびレジ」への渡航情報登録
  • クレジットカードの利用枠確認・緊急連絡先の控え
  • 常備薬の準備と英文/韓国語の処方箋の用意(処方薬を持参する場合)

本ページでは、これらの項目を一つずつ詳しく解説します。事前準備の全体ロードマップは韓国渡航 1ヶ月前〜当日のやることロードマップ、通信トラブルへの備えは韓国旅行の通信準備もご参照ください。

パスポート紛失時の対応

パスポート紛失・盗難はもっとも深刻なトラブルの一つです。発見した時点で、以下の手順を順次実施します。

  1. 警察(112)に届け出:最寄りの警察署で紛失/盗難届を提出し、「盗難・遺失届出証明書(申告書、Police Report)」を入手します。これがないと再発給手続きができません。
  2. 大使館・領事館に連絡:在大韓民国日本国大使館(ソウル)または在釜山日本国総領事館に連絡。パスポート再発給(6-7営業日)または、緊急で帰国する場合は「帰国のための渡航書(数日で発給)」を申請。
  3. 保険会社に連絡:海外旅行保険の「携行品損害補償」「旅券再発行費用補償」が対象となる場合があるため、契約保険会社に連絡。
  4. クレジットカード会社に連絡:パスポートと一緒にカードも盗難の場合は、即座にカード会社に連絡し利用停止手続きを行う。
  5. 航空会社に連絡:帰国便のリブッキングや関連手続きを行う。

事前対策:パスポートのコピー(顔写真ページ・査証ページ・最終入国スタンプ)を事前にスマホ撮影し、クラウド(Googleドライブ・iCloudなど)に保存。紙のコピーも別の場所(別のカバン・ホテルセーフ)に保管。これだけで再発給手続きが大幅にスムーズになります。詳しい手続きは在大韓民国日本国大使館公式サイトをご確認ください。

海外旅行保険の選び方

海外旅行保険は「クレジットカード付帯」と「単独契約」の2つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、旅行の規模・滞在期間・自分の健康状態に合った組み合わせを選びましょう。

クレジットカード付帯保険

多くのゴールドカード・プラチナカードに自動付帯または利用付帯で海外旅行保険が付いています。「自動付帯」はカードを所持しているだけで補償、「利用付帯」は旅行費用(航空券・宿泊費等)を当該カードで決済した場合に補償が発動します。補償期間は通常出発から90日まで、補償額は医療・救援費用が300-500万円程度のことが多いです。

単独契約の海外旅行保険

損保会社・ネット保険会社(損保ジャパン、AIG、三井住友海上、エイチ・エス損保、tabihoなど)で契約。補償期間・補償額・補償項目を旅行に合わせてカスタマイズできます。長期滞在(3ヶ月超)、高齢者、持病あり、極限スポーツ参加などの場合は単独契約が推奨です。

必ず確認すべき補償項目:治療費用(無制限または1,000万円以上推奨)、救援者費用、携行品損害、賠償責任、航空機遅延、旅券再発行費用。詳しい補償内容は各保険会社の公式サイトをご確認ください。

韓国の医療機関と医療事情

韓国の医療水準は世界トップクラスで、ソウル・釜山などの大都市にはJCI(Joint Commission International)認定の国際基準の医療機関が複数あります。日本語対応窓口や国際患者専用クリニックが整備されている病院も多く、外国人観光客の利用がスムーズです。

  • セブランス病院(延世大学校付属病院)(ソウル新村):日本語対応の国際診療部あり。総合医療。
  • サムスンソウル病院(ソウル江南):JCI認定、国際患者専用窓口。
  • ソウル大学校病院(ソウル鍾路):韓国最大級の総合病院。国際クリニック。
  • 峨山(アサン)病院(ソウル松坡):日本人医師常駐の国際クリニックあり。
  • 釜山大学校病院(釜山西区):釜山最大級の総合病院。日本語対応可。

医療費は日本と比べて約7-10割程度の水準ですが、救急搬送・手術・入院になると数十万円-数百万円規模になることもあるため、海外旅行保険のキャッシュレス対応の有無を必ず事前確認しましょう。緊急時は119(救急)に通報、または韓国観光公社の1330ホットライン(24時間日本語対応)で最寄りの医療機関の案内を受けられます。

在大韓民国日本国大使館・領事館の連絡先

緊急時の連絡先として、在大韓民国日本国大使館・領事館の電話番号・住所を控えておきましょう。

名称住所代表電話領事部
在大韓民国日本国大使館ソウル特別市鍾路区栗谷路6+82-2-2170-5200+82-2-739-7400-3
在釜山日本国総領事館釜山広域市東区高句麗路18+82-51-465-5101-6同左
在済州日本国総領事館済州特別自治道済州市+82-64-710-9500同左

公式ウェブサイト:www.kr.emb-japan.go.jp。執務時間は平日9:00-12:00、13:30-17:00が一般的ですが、緊急時(死亡・重大事故・大規模災害等)は時間外でも代表電話で対応されます。事前にスマートフォンの連絡先に登録しておきましょう。

緊急番号一覧(112/119/122)

韓国の主要な緊急通報番号は以下のとおりです。日本国内の主要キャリアSIM・eSIMでローミング中でも通報可能です。

番号対応内容言語対応
112警察(犯罪・緊急通報)多言語対応(日本語含む)24時間
119消防・救急(火災・救急搬送)多言語対応24時間
122海洋警察(海上事故・遭難)多言語対応
110違法事案通報(韓国版110)韓国語
1330韓国観光公社観光案内(緊急時の案内サポート)多言語対応24時間(日本語有)
1339応急医療相談多言語対応

外務省海外安全ホームページ(anzen.mofa.go.jp)では、最新の韓国の治安・安全情報・緊急対応マニュアルが公開されています。出発前に必ず確認しておきましょう。

自然災害・テロ・感染症対応

韓国渡航中に発生する可能性のある主要なリスクとその対応指針です。

  • 地震:韓国は日本と比べて地震頻度は低いですが、ゼロではありません。発生時は丈夫な机の下に隠れ、揺れが収まったら屋外の広場へ避難。
  • 台風:夏-秋(7-10月)に台風の影響を受けることがあり、航空便の欠航・遅延につながります。気象庁公式サイトと韓国気象庁(weather.go.kr)で最新情報を確認。
  • PM2.5・黄砂:冬-春(12-4月)を中心にPM2.5・黄砂の影響で空気質が悪化することがあります。N95マスク・防塵マスクの準備、屋内活動への切り替えを推奨。
  • 感染症:インフルエンザ・新型コロナウイルス・手足口病等の流行情報を韓国疾病管理庁(KDCA)で確認。マスク着用・手洗いの基本対策。
  • テロ・大規模事件:過去には大規模事件はほぼないものの、外務省「たびレジ」登録で最新情報を入手し、現地の指示に従って行動。
  • 北朝鮮関連の有事:大使館・外務省からの避難勧告に従って行動。基本的に観光中の旅行者が直接巻き込まれるケースは稀ですが、緊急対応のプランを家族と共有しておく。

外務省「たびレジ」(ezairyu.mofa.go.jp/tabireg)に渡航情報を登録すれば、現地の緊急情報・安全情報・大使館連絡情報がメール配信されます。短期旅行者にも強く推奨します。3ヶ月以上の滞在の場合は「在留届」の提出が法令で義務付けられています。事前準備の全体は渡航前チェックリストもご活用ください。

よくある質問

韓国の警察への緊急通報は「112」です。日本の110番にあたります。多言語対応(日本語含む)で、24時間受付けています。

通信が日本のSIM/eSIMで国際ローミング中の場合も「112」でつながります。緊急事態以外の相談は、韓国観光公社の24時間多言語ホットライン「1330」も活用してください。

韓国の救急・消防への緊急通報は「119」です。日本の119番と同じ番号で、覚えやすいです。

海上での事故・遭難については「122」(海洋警察)を利用します。

1. 警察(112)に届け出て紛失届の受理証明を入手 2. 在大韓民国日本国大使館または領事館に連絡し、パスポート再発給または帰国のための渡航書を申請 3. 海外旅行保険会社に連絡 4. クレジットカード会社に連絡(カード一緒に紛失の場合)。

詳しくは在大韓民国日本国大使館公式サイト(kr.emb-japan.go.jp)の「旅券関連手続き」ページをご参照ください。

クレジットカード付帯保険は補償額や対象期間が限定的(自動付帯か利用付帯かで条件が変わる、滞在90日まで等)なため、保険の補償内容を必ず事前確認しましょう。海外医療費は高額(韓国でも大規模手術で100-300万円相当)になりやすいため、医療補償が手厚い専用保険の併用が安心です。

数日の短期旅行で軽い補償で良ければクレカ付帯のみでも可、長期や高齢者・持病ありの場合は専用保険を推奨します。

ソウル・釜山などの大都市には日本語対応の医療機関(セブランス病院・延世大学校付属病院、サムスンソウル病院、新村セブランス、釜山大学校病院など)が複数あります。

韓国観光公社の24時間多言語ホットライン「1330」または保険会社のアシスタンスサービスに連絡すれば、現在地から最寄りの日本語対応医療機関を案内してくれます。

在大韓民国日本国大使館(ソウル)の代表電話は+82-2-2170-5200、領事部は+82-2-739-7400-3です。住所はソウル特別市鍾路区栗谷路6。釜山には在釜山日本国総領事館があり、代表電話は+82-51-465-5101-6です。

詳しくは在大韓民国日本国大使館公式サイト(kr.emb-japan.go.jp)をご確認ください。

はい、強くお勧めします。外務省海外旅行登録「たびレジ」(www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)に渡航情報を登録すると、現地の安全情報・緊急連絡(自然災害・テロ・感染症等)がメールで届きます。

3ヶ月以上の滞在の場合は「在留届」の提出が義務付けられています。

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